自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

会津の編み組工芸品展

10月14日15日に第13回会津の編み組工芸品展が開催されました。 山ぶどう、マタタビ、ヒロロに限らず、竹やあけび、稲わら、 カラムシなども含まれ、自然素材で編まれたもの全般作品が会津各地から 集まってきていました。 会津地方で編み組細工に取り組んで…

「栃の王国」見学会

10月20日天秤座の新月。の翌日。 樹齢107年の栃の木伐倒を見学させていただきました。 一般社団法人IORI倶楽部さん主催です。 秋から冬にかけての新月には、地球が圧縮されて吸引力が下がり 木の水分量が減るため、この期間に採取した木は乾燥が進んで 丈夫…

多様性の運動会

快晴!スポーツの秋ですね♪ 寒くてプルプルしていた先週から一転、日中は30℃近くまで気温が上がり、 絶好の運動会日和でした。 続く大雨で3年ぶりの開催となった町民運動会。 実は中学高校と運動会体育祭のない学校だったので、小学校ぶり?! 小学生の鼓笛隊…

浅岐名物カメムシ

黒っぽい小さな点々がカメムシ カメムシが、、、大大大大大大大量発生中です。 毎年温かくなる春と、寒くなり出す秋に起こります。 寒い冬を越すために、温かい隠れ家を求めて人家に潜り込んできます。 いや、すんごいの!! もう、もう、もう、壁とか窓とか…

魔女になりたい

ブログをきっかけに素敵なご縁をいただき、 山形県鶴岡市朝日岳の麓大鳥集落にある、植物療法とお宿をされている 青嵐舎さんにお邪魔させていただきました。 自然いっぱいの浅岐生活での目標のひとつ、野草雑草の活用に 興味があったこともあり、植物療法の…

一粒万倍

10月4日 中秋の名月 日中はどんより雨でしたが、お供え物に惹かれたのか、 ぽっかりまんまるの月明りを見せてくれました。 栗、クルミ、きのこ、サツマイモ、里芋、カボチャ、大豆、柿… どこからともなく金木犀の香りがしたかと思うと、ここ数日で気温が下が…

マレビト 久保田節子さん

強く心を動かされ、人生や価値観に何かしらの影響を与え、 人生の師となり、転機となり、支えとなり、理想となる存在。 出逢えるか、出逢えないかの貴重な存在。 職業、立場、年齢、性別、場所、置かれた状況がバラバラの、 三島町の様々な人が共通してこの…

山ぶどう籠立ち上げ

先週は、材料を揃えた山ぶどうの立ち上げに入りました。 材料の幅と長さ準備が5割、立ち上げが5割といったところでしょうか。 立ち上げを教えていただいたのは、以前モワダ伐採でもお世話になった 生活工芸友の会副会長、伝統工芸士の五十嵐喜良さんです。 …

関川しな布研修

深い木々に囲まれた、車がすれ違えないのではないかというくらい 細い細い道を抜けると、周囲を山に囲まれた空間にぽっかりと関川集落が現れます。 こんなところに集落があったのだ。 もしかしたら、私たちの住む浅岐集落よりも秘境なのではないか。。 伝統…

大人の社会科見学

三島町猟友会の射撃大会を見学させていただきました。 わな猟を取得し、どうやら私も猟友会の一員です。 (猟銃資格がないのは私だけ…) 磐梯国際クレー場。 9月17日(日)は、過ぎ去った台風の影響で強い風が吹いていました。 目標がブレるので、みなさん苦…

祭りの夜

五穀豊穣 無病息災 天下泰平 豊作への祈願と収穫への感謝を込め、昔から、9月15日16日は三島町の 各集落にてお祭りが行われます。 浅岐の神社にも、大きな幟が上がっています。 各家庭でご馳走を作り、親せきや知人を集めて宴会です。 ご近所さんにお呼ばれ…

語りの世界

鶴ヶ城@会津若松 「~なんしょ」「~つぇ」「~だべした」「~だと」… 会津の方言もだいぶ耳に慣れてきました。 ヒロロ細工の先生をしていただいている、工人渡部ユキ子さんが 全会津民話祭りの語り部として参加されたので、応援に行ってきました。 演目は…

ヒロロ採取

二百十日 立春から210日を過ぎる頃から、ヒロロ採取が始まります。 200種類くらいあるスゲのうち、ミヤマカンスゲとオクノカンスゲの 二種類のスゲを、ここ会津の方言で「ヒロロ」と呼んでいます。 1本1本を綯って縄にして使用します。 現在では一般的に、ヒ…

山の神感謝祭

9月10日は、三島町編み組細工が伝統工芸品に認定された日。 この日にちなんで、編み組細工を取り囲む三島町の山に感謝を届ける 祭事を行っています。 雨のたびに勢い良く伸びる雑草。 吸い込まれてしまいそうな幾千に輝く星空。 どこからともなく不法侵入す…

山ぶどう制作開始

クルミの立ち上げを2つ終え、ついに山ぶどうに入りました。 山ぶどうの籠は最近人気があり、「山のヴィトン」と呼ばれています。 使えば使うほどに、いい風合いに黒い艶が浮かび上がり、 まさに大切に大切に時間をかけて「育てる」バッグです。 先日の材料採…

第2期アカデミー生募集開始

平成30年度第2期生活工芸アカデミーの募集が開始しました。 少しでも興味のある方は、もしかしたらこのブログと出逢うかもしれないのかなぁ。 多少好き勝手感想を盛り込みながら、アカデミーの日々を綴っているので 応募の際の参考になればと思います^^ 三…

祝金婚式

アカデミー宅のお隣さま。 お世話になりまくりのお夫婦が金婚式を迎えられるので、 みんなでお祝いをしました♪ おふたりとも農業のプロで、私たちの畑がなんとか維持されるのも このお二人のお助けがあるからこそ。 そして、もちろんおふたりともとてもすば…

処暑 禾乃登

朝晩の気温がぐぐっと下がり、急に日が暮れるのも早くなり、 秋の気配を感じる頃になりました。 田んぼも実りの時期が近づいています。 稲穂が垂れ初め、天候不順な夏でしたが、順調に稲が育っています。 夏野菜終盤の収穫、金山かぼちゃ。 畑は夏野菜を終え…

デザイン講座からの考察

会津大学理事、会津大学短期大学学部長をされている 時野谷茂教授による「デザイン論」の講座がありました。 デザインとは、何ぞや?? 見せ方であり、伝え方であり、受け取り方であり、解釈であり、 遊びであり、象徴であり、対話であり、挑戦であり・・・ …

クルミ細工立ち上げ

夏休み前に用意したクルミの材料で、籠の立ち上げが始まりました。 今回の先生は、生活工芸友の会の会長五十嵐三美さんです。 三美会長はたくさんいる工人さんの中でも、 編み組細工だけで生計をたてられている数少ないおひとりです。 実は52歳まで役場職員…

藍の生葉染め

衣 食 住 なぜ「衣」が一番初めなのだろう? 食べること、住むことは動物でもするけど、 着物を纏うことは人間だけの行為だから。 お気に入りのお着物やお洋服でお出かけすること。好きでしたね。 東京で学生生活、OL生活していたころは、ものすごいスピード…

モワダ素材処理

ヒロロ細工の横編み布として使用している白っぽいのがモワダです。 モワダはシナノキの内皮部分で、ここら辺の方言名です。 伝統工芸品の羽越しな布と同じ繊維です。 樹に水が良く上がった7月上旬、生活工芸友の会副会長五十嵐喜良さん ご指導のもと、シナノ…

課題を分解してみる

課題解決の提案をするなんて大層なことはできないので、 課題について、漠然と感じていることを分解して整理してみます。 ひとつは、三島町は良くも悪くも、役場が入り込み過ぎている気がします。 工人さんたちの取りまとめと、活動拠点となっている生活工芸…

課題を提議してみる

三島町編み組細工の工人として、3か月時点で感じた課題について、 ちょっとまとめてみようと思います。 と言ってもまだたった3ヶ月なので、見えていないところも多いはず。 伝統工芸にも指定されている三島町の編み組細工は、農村生活から生まれた 「生活工…

自然素材の葛を学ぶ~知識編~

かつて金谷掛川地区は、欧米向けに葛布の壁紙製造輸出の一大産地でした。 現在残る遠州地方の葛布工房は3つだけ。 主催の大井川葛布はそのひとつで、葛布製品の制作販売、 技術継承、歴史研究、情報発信等幅広く活動をされています。 フレンドリーな親方と女…

自然素材の葛を学ぶ~後編~

葛苧にするところまでが、材料採取期の夏場の作業です。 この期間に1年分をすべて採取するため、毎日のように 葛と天気の状態、室と川の状態を確認して材料採取に明け暮れます。 自然素材を対象にしている編み組細工の材料採取と一緒です。 シーズンオフにな…

自然素材の葛を学ぶ~前編~

夏休み前の道普請の際にもたくさん刈り込んでいた「葛」。 遠目に見ると、蔓状で葉の形は山ブドウにとてもよく似ています。 恐ろしく強い生命力を持ち、どこにでも蔓延る植物です。 夏休み勝手に自由研究で、この自然素材で織られた「葛布」を勉強してきまし…

ライフスタイルのものづくり

伝統的なものづくりとは 高度で正確な手の技であり、 日本の自然が育んできた素材であり、 ものづくりに携わる人の魂であり。。。 今なぜこれだけ、伝統的なものづくりが注目を集め、 その技術の継承に力を入れようとしているのかを、 一端にわずかばかり足…

アカデミーの食卓

人付き合いに、3ヶ月、3年というサイクルがひとつの指標となることがある。 アカデミーが開始し、共同生活が始まってから3ヶ月が経ちました。 20代~50代と年齢も幅広く、出身地もバックグラウンドも参加理由も それぞれ異なった4人での生活。 日中の活動も…

メインストリート

生活をしている浅岐集落についての紹介をしてきましたが、 三島町の生活中心地、宮下地区を紹介します。 浅岐集落からは車で15分くらい。 公共交通機関だと、JR只見線の会津宮下駅。 只見線は車窓がとっても美しいです。 駅からすぐのところにある観光案内所…