自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

田んぼ堰普請と浅岐集落

3日くらい前から、一斉にカエルが鳴き始めました。毎晩大合唱です。

ついついうれしくなっちゃって、夜はまだちょっと肌寒いですが、

窓を開けてその鳴き声と共に眠りに就く毎日。

 

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そうそう、私たちが生活している浅岐集落というところは、

春と秋にくさ虫(カメムシ)が大量発生します。

どんなに窓をぴっちり閉めていても、どこからか侵入して、

気付くと部屋の中にたくさんのお客様がいらっしゃいます(笑)

しかもこっちのカメムシ、サイズが大きい。1㎝くらいあります。

私は虫は全然平気なので、あまり気にしていません。もうお友達。

ただ、どこにでも、いたるところに、なんでこんなに、ってくらい

大量にいるので、苦手な人はトラウマになるかも。。

これも里山暮らしの楽しみのひとつですね♪

 

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日曜日の朝から、集落で管理している田んぼの水路のお掃除です。

農家の朝はとても早く、みなさん4時起床、6時にはひと仕事を終えています。

集合時間も30分前が当たり前なので、この時間感覚もこれから

調整していかなければならない課題です。

 

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私たちが生活する浅岐集落は、22世帯43人が暮らす地区です。

三島町の中でも2番目に山深いエリアで、周囲は山に囲まれて、

たまに熊さんの鳴き声がしたり、天然記念物のカモシカと出逢えたりします。

山間にあるため、田んぼはみんなで食べる分くらいを共同で作っています。

そのため、堰も掃除も除草も田植えも収穫も、みんなで協力して管理をしています。

みんなで共有で使うものを、協力して掃除したり、修理したり、調整したりって

当たり前のこと、だよね。

 

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ふと、今までの自分の暮らしを省みると、自分が住んでいた地域に対して、

このようなコミットメントってなかったかも…

特に一人暮らしの賃貸マンションやアパートって、

ゴミ捨ての場所と曜日を守るくらいで、共有部分の掃除や修理の管理は、

委託会社や大家さんがやってくれていたなぁ。

お金を払って、そのサービスを買って、仕事が生まれてもいたんだよね。

 

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小さなコミュニティでは、「助け合うこと」が当然であり、

それがないとお互いに暮らしていけないところがあります。

用事があって外出する時の送迎、足りないものの貸し借り、

人手が足りない時の人足。

 

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自分ができること、必要とする人のために、持ちつ持たれつで生きていくこと。

集落の関係や、一緒に暮らしている同期との生活から、

大切なことを日々学んでいます。

私は、この素敵な、温かい三島町のために、浅岐集落のために、同期のために、

どんなことができるのだろう。

 

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目の前の必要とされることに、精一杯、丁寧に応えていける自分であれるよう、

がんばりたいです。

 

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えーと、田んぼの堰普請の作業ですが、田んぼに引く水路に溜まった落ち葉、

枯れ木、泥、苔などのゴミをスコップで掻き出します。

みんなでやれば、あっという間。

作業をしながら山菜を見つけたり、天然記念物のサンショウウオ

でっかいガマガエルと出逢ったり、ワサビやクレソンを見つけたり…

里山の大先生たちが次から次に面白いものを見せてくれます。

 

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川の堰を外すと、きれいになった水路に勢い良く水が流れ込んでいきます。

雪解けを感じるヒンヤリした水が、心から、最高に気持ちいい!!

 

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作業着姿で集まった、平均年齢75歳前後のお父様たちに、本気でときめきました!

超、カッコイイww

いや、本当に、なんというのでしょう。。頼もしすぎるのです。

長年の経験から培われた、熟練した技とか精神性が、

作業着姿から全力で滲み出ているのです。文句なく、カッコイイ。

この人たちがいれば、何でも大丈夫。頼りにしてます!

と、心の底から安心できる、男らしさが漲っていました。