自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

工人さんタイプ分類

 

今週末に控えた第31回工人まつりの準備が佳境です。

三島町役場職員の方も総出で、駐車場作りや町内整備に勤しんでいます。

 

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生活工芸館にも続々と出店商品が搬入されています。

今まで見たことないような、斬新な編み組細工品もあり、

お祭りモードが高まってワクワクします!

 

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伝産マーク認定の審査会も開催されていました。

 


アカデミーのカリキュラムでは、自分たちの作品を作ると同時に、

たくさんの工人さんたちと接する機会があります。

その中で、工人さんもいくつかのタイプに分かれるのかなという印象があり、

自分がどのような工人になりたい?向いている?のかの参考に、

ちょっと分類してみたいと思います。

 

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すべての工人さんが、一流の、本物の技術があります。

そして、年数、伝統工芸士資格に関わらず、考え方や性格により、

制作、販売方法がそれぞれ異なってくるのです。


今まで出逢った、代表的な工人さんのイニシャルをお借りして、

タイプ分類をしてみます(笑)

 

◆Type"T" 

使い手のリクエストに応えたオリジナルを作る、オーダーメイドの職人型

◆Type"M" 

自分の作りたいものを作って、それを欲しいという人に譲る(売る)作家型

◆Type"A"

伝統工芸認定の基準に丁寧に細かく沿って創り上げる工芸士型

◆Type"S" 

作品を褒めらることがうれしく、その満足感で作ったものが評価される芸術型

◆Type"K" 

作ることがただ楽しく、技やデザインを研究したり教えたりする先生型

 

現段階では、私なりに大きく分けるとこんなところかな。

対象への向き合い方も、アウトプットの仕方も、工人さんによって

本当に千差万別です。

 

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自分はどんなタイプなのかなぁ・・・と想いを巡らしてみる。

 

事前にサイズや形やデザインところが決まっていて、

その規格に沿って作っていくのは、苦手だし、たぶん無理だな。

 

不特定な「誰か」に渡す目的で自分が作りたいものを作るのは、

対象となる相手が見えなくて、何を作っていいのかわからないなぁ。。

自分が素敵だと思うデザイン、納得する技、こだわりの材料を使っても、

その価値を感じてくれるのは手にした相手で、その評価対象はそれぞれ

異なるから、認めてくれる誰かと巡り合えなければ、

どんなに自己満足しても、達成感や満足感には繋がりにくいのかも。

 

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もっと「抽象的なイメージ」をヒアリングして、

条件(その人の傾向、好み、イメージ等)を分析して、

満足させられるものを具体化して提供することが好きだし、得意かも。

なりたい自分や、使いたいシチュエーション、併せたいものとかから、

求めている漠然としたイメージをかたちにすること。

その中で、自分が持っているセンスやスキルを活かして、

オーダー以上の付加価値をつけて提供することにやりがいを感じるかも。

Type"T"が近いのかな…

 

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前提条件や情報はある程度揃えないと、計画や戦略が立てられないのよ。

まずはある程度、市場調査から入りたい。

戦う土俵や環境の情報を集めて、今の自分はどのような状態か、

何が必要でどういうスケジュールと方針で進むか計画と戦略を

立ててから行動することが、一番効率的でやり易いやり方なのです。

 

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目指すべきゴールがわからない状況では、

何をどうしてどちらに進めばいいのかの、

選択肢が多すぎて途方に暮れ、全く行動が起こせなくなってしまう

傾向があるようです。

ある程度の武器(技)を手にしたら、次なるフィールドとターゲットを

限定することで、安心ができるんだよね。

 

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なるほど。

そういえば、今まで活けてきた華も、誰かに届ける手仕事も、

この傾向があったように思います。


大衆受けする一般的なものを作るのもありだし、

注目度の高い奇抜さで流行を生み出すのもありだし、

独自のこだわりでその工人にしかできない個有のものを作るのもあり。

 

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自分が誰に対して、どういうものを、どんな価値(メッセージ?愛?)

として伝えたいのか、使い手のライフスタイルまでイメージを飛躍させた

ものづくりが必要となってくるのだなぁと、とても勉強になります。

 

さて、私はどんな工人へと成長していくのでしょうか。

 

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偉大なる工人さんたちが一堂に集まる、今週末の第31回工人まつり

ご来場くださるすべての方に、たったひとつの作品との

素敵な出逢いがありますように♪