自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

ものづくりで元気になる町

 

本日町役場で行われた健康診断に行ってきました。

人口1600人強、高齢化率51%の三島町

 

三島町に来て驚いたことのひとつが、

出逢う高齢のみなさまがとても元気だということです。

 

f:id:seikatsukougeiacademy:20170618165653j:plain

 

そういえば、以前三島町議員さんとお話した時に言っておりました。

三島町の人がキラキラと輝き出したきっかけが、編み組細工への注目だったと。

誰のためでもなく作っていたものが認められ、欲しいという人が現れ

必要とされたことで、生きがいに繋がった。

他者から認めてもらうこと、って大事ですよね。

ひとりじゃ生きられないし、必要とされることで生きる理由となると思うのです。

 

さすがものづくりの町、三島です。

本当に、出逢う人出逢う人何かしらのものづくりをされています。

木や植物のような繊細な素材を使い、手先の感覚で器用に作業するせいか、

地獄耳だし、頭の回転の速い、パワフルでエネルギッシュな

お父さんお母さんばかりです。

実年齢との差を感じる、活発さと生気に溢れているような気がするのです。


ものづくりで元気になる、三島町

これ、高齢化進行の中でものすごいインパクトあります。

高齢のお父さんお母さんたちがこれだけ活躍し、本当にキラキラと、

生命力漲る機会となったものづくりに、これからの日本の未来への

ヒントがあるのではなかと思ったりします。

 

f:id:seikatsukougeiacademy:20170618165738j:plain


先日の工人まつりの準備にお集まりいただいた生活工芸友の会のみなさま。

工人さんたちがこれだけ集まると、超カッコイイ!!

 

f:id:seikatsukougeiacademy:20170618165906j:plain


我が道を突き進み続けるようなお父様方が、お互いの主張を決して曲げずに、

「共同作業」をしています。。

指示を出して統制を取ろうとしても、人生の玄人たちは各自の経験とやり方で

作業に取り掛かるので、統制が取れているのかいないのか、限りなく謎。(笑)

しかし、しかし、喧嘩なんだか諦めなんだか、あーだこーだ言いながら、

笑いの中で、すごく手際よく準備が進行していくのです。

指示を受けて動くのではなく、各自がそれぞれ過去に関わってきた経験から、

自分で必要となることとやるべきことに対して(自由に?勝手に?)行動する。

 

f:id:seikatsukougeiacademy:20170618165807j:plain

 

杖を2本持った、4本足のお母さんがせっせと会場内のゴミを拾ったり、

腰が直角に曲がったお母さんが、私が持ちあげられない大きなコンパネを

担いでいたり。

 

普段農作業をして身体を動かしているからなのでしょうか、

みなさまものすごいタフなのです。

且つすっごい働き者で、本当に脱帽です。

 

 

言われてしまいました。

今の若者は弱い、と。(笑)

60歳になるまで「痛い」ということを知らなかったと。

非力で、本当にごめんなさい。

 

f:id:seikatsukougeiacademy:20170618170116j:plain


自然と共に生き、ものづくりに励む三島町のお父さんお母さんに

習うべきことが、まだまだたくさんありそうです。