自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

太陽と北風

 

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シシ神様?!

先日家のすぐ裏の山に、真っ白な、天然記念物のカモシカさまが現れました。

何かのメッセージを伝えに、山から降りてきたのかな…

 

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獣の活動が活発化するこの時期、

テンション上がってみんなでもののけ姫を観ちゃいました(笑)


三島町では、熊の目撃情報が相次いでいます。

早朝には、親熊が子供を呼ぶ鳴き声を聞くことができます。

そろそろ色づき始める桑の実求めて熊さんが集まるので、

警戒しないといけません。

 

お隣に住む殿方が、とてもユニークで素敵な方なのです。

山が、自然が大好きで、植物のこと、野菜のこと、獣のこと、

天気のこと、ものづくりのこと、哲学のこと、

何でも深く追求している、めちゃくちゃカッコイイ野生人なのです(笑)

 

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その殿方予測では、今度近くにくまさんが出てくるのは6月21日~23日。

ご自身の経験から導き出した統計?によると、

月の満ち欠けと出産周期と関係しているそうです。

くれぐれも、出歩くのは控えよう。。

 

もしくまさんと出逢ってしまったら、どうするか。

「森のくまさん」状態で逃げたりしたら、確実に後ろからやられるようです。

もう死んだと思うしかない、と集落のみなさんはアドバイスくださいます。

ところが、お隣の野生人さまから、新しいご意見がありました。

怖いものとして警戒するのではなく、「仲よくなる」そうなのです。

実際、お隣さんは、すでに何度も山でくまさんと出逢っているそうです。

その都度、目を合わせて会話する。

そうして、何度か出くわしたくまさんとは、すでにお友達。

だから、お互いに譲り合って見過ごす。

 

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本当に!?

一説によると、くまさんは人を見て攻撃するかどうかを判断するそうです。

確かに、お隣さん以外にも、この三島町の集落には怖いもの知らずで山に

入っていく強者の山男殿が何人かいますが、確かにみなさまくまさんにも

勝てそうな雰囲気をお持ちです。

それは、体格とか風貌ではないのです。

なんというか、山を、自然を知り尽くしている、というか、

山や自然の一部としてその人があるような、そんな一体感を纏っているような

気がします。

本来的な自然と生きものの在り方そのままだから、

なんだかくまさんにも許される存在みたいな。

 

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山からのいただきものでずっとものづくりをしている三島町の方々は、

山や自然への恩恵や敬意、共存する距離感をとても保っている印象があります。

人為的な搾取が自然破壊を深刻化させていますが、

この三島町での、浅岐集落での生活から感じる自然と人との関係性が、

未来を危惧させる社会問題に対して、大きな示唆を与えているような気がします。

 

日本の小さな小さな一角に、こんなに大きくて豊かな答えがあること、

だから里山生活は楽しい♪