自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

マタタビそば笊作り

 

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材料のヒゴ作りに続き、マタタビ第1弾としてそば笊を作りました。

マタタビの特性として、水分を含むと膨張するため、

そばを盛ったときに水が漏れにくいそうです。

(あ、もちろん水切りはした後、お膳に乗せるときの盛り笊としての

利用です。)

 

 

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中心の二つ跳び網代編み。14本×14本で編んでいます。

山ぶどうバッグと同じ編み方です。

 

 

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ここで注意!

マタタビでは、2本の材料を「1本」と言うみたいなのです。

「1本跳んで1本掬う」と説明いただきながら作っているのですが、

「ええぇ~??でも2本持ってるよね~???」と言うような問答が

何度も繰り返され、やっとこの法則が理解できましたwww

 

そう、ご指導いただく工人さんたちは、言葉で教えるというより

見て学べ系なので、色々謎が残るところもあるのですが(笑)、

それも含めて技を真似て盗んでいくことが必要です。

 

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底面ができたら、ゆるーーーい笊編みで立ち上げをしていきます。

少しづつカーブをつけて、円型になるように縦ヒゴを広げていきます。

 

 

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今回は直径21㎝。

そこに縁となる「クマゴヅル」(クマヤナギ)を巻いていきます。

 

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クマゴヅルは蔓がずっと均一な太さで伸び、弾力があって

曲げて使うには丈夫で勝手が効くため、縁材として使っているそうです。

このクマゴヅルは採取時期がなく、1年中見つけたらいつでも採取して

縁材として使用する長さに切って乾燥する前に円型に巻いて保管ができます。

クマゴヅルの他には、バラとかクロモジも縁材として使えるようです。

 

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マタタビ採取と合わせてクマゴヅル採取にも行ってきました。

クマゴヅルは木に沿って上に伸びる蔓なので、

高ーーーい梯子を持って採りに行きました。

 

 

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ガサガサ、バキバキ、ザクザク・・・

みんなで芦や葦や笹を分け入って、クマゴヅルを探して山の中を探検。

何が出てくるか、何と出逢えるかわからないドキドキワクワク感が、

たまらなく楽しいです。もう山、大好き!

 

 

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薄く作ったヒゴは弾力があり、強く引っ張って隙間を締めていくのですが、

これがまた、なかなか、、、力のいる作業なのです。

 

 

 

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こうして写真で、キレイに模様が出てるゎ~と喜んでいても、

実はかなり隙間が空いています。。。

そばは長い麺だから漏れることはないけど、(水が切れるという点では、

ある程度隙間が空いてた方がいいのでは…?)

これから続く米研ぎ笊に向けて、この隙間は大きな課題です。

 

うーーーーん。

作業時間的には、ヒロロや山ぶどうと比べると一番早くかたちになります。

が、しかし。むむむ。

これは奥が深いぞ。。

なんだか一番ごまかしが効かない、素直さが必要な編み組細工の予感です。。

 

 

四ツ目笊、米研ぎ笊に続く。