自然と暮らしとものづくり

福島県奥会津三島町2017年度第1期生活工芸アカデミーの日々を綴ります

三島町の立春

 

鬼は外~ 福は内~ ゑびす大黒豆あがれ~~

 

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お隣さんと節分をご一緒させていただきました♪

邪気除けとして、柊にイワシの頭を挿したものを飾ると記憶していましたが、

どうやらここら辺では「たつくり」という干した小魚を大豆の枝の間に挟んだ

ものを家のあらゆる入り口に飾るようです。

 

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大豆の枝をとっておかなかったので、割り箸に挟んでみた。

 

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でっかいエビフライをケチャップごはんで巻いた、洋風の恵方巻

みんなで南南東を向いて頬張る幸せ^^

 

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三島町での生活、浅岐での生活では、みなさん年中行事をきちんと丁寧に

行っていることが、すごいと思うのです。

すでに年が明けてからもいくつもの祭事がありました。

その都度神様にお供え物を用意して、手を合わせて感謝する。

 

実は結構頻繁だし、誰も見ていないし、義務でもないし、

細かい準備は手間がかかるし、やらなくても誰が責めるわけでもない。

それでもこの環境で生活していると、厳しい寒さや激しい雪などによって、

この自然?環境?のおかげで、今自分がこうして生かされていることを

直に実感する。

すると、それを可能としてくれる超自然的な何かに対して、

昔から伝わってきた習慣を引き継いで想いを託していくことは、

大きな意味があるんだろうなぁと、そんなことを感じています。

 

 

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 節分が過ぎ、暦は春となりました。

 

しかし、しかし。。。

浅岐では春の気配なんて微塵もありません。

今年は例年比べでは、結構激しく大雪が降り続く日々となっているようです。

ご近所さまたちは参っていますが、何せ今年が初三島、初豪雪なので、

こんなものなのかな~と、周りから心配されるほどダメージはありません(笑)

 

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連日降り続く雪で、見渡す景色はまさに斎藤清の世界

茅葺き屋根の形を残す屋根には、緩やかな曲線を描いた

こんもりまあるい雪が積もっています。

きれいね~かわいいね~と感動しているどころではありません。

この雪が、危険なのです。

1㎥の雪の重さは300㎏。

でっかい家の屋根の上には、数トンの雪が乗っているのです。

 

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時たまのぽかぽかとした陽射しの日は、要注意。

 

落ちてきたら車は凹むし、下敷きになったら大変。

出入口となる玄関前の雪かたしでも大変ですが、屋根の雪の管理も侮れません。

 

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屋根の雪が落ちてきて、除雪で避けた家の周りの雪と繋がりそう。

繋がってしまうと、雪の重さで屋根が下に引っ張られて、折れてしまうそうです。

 

 

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雪がすべり落ちないところでは、屋根の上に昇って

(というか、2階の窓から屋根に出る?)、

サクッと(実際はこんなに容易でなく、降り固まって硬くて重い)

切って下に落とし、落ちた雪を除雪機で片づけます。

 

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生活工芸館に積もった雪。

下からつんつんしているこの使い方は、雪が落ちてきたら危ないので

正しくはありませんので、ご注意を。

本来は屋根の上に登って、3m~5mくらいある雪下ろし棒で雪を切り落として

いきます。この棒一体なんキロあるのか、持って立つだけでもフラフラしちゃう

くらい重いのです。

先日木ざるを教えていただいた先生が作った作品?です。

 

 

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屋根の雪が落ちた工芸館。大事故現場みたいに雪が倒壊しています。

 

立春となりましたが、2月が三島町の本番です。

これからしばらくが、一番雪が深くなる時期。

深くて厳しいこの冬があるからこそ、あの鮮やかで香ばしい、

華やかで温かい春が、より魅力的でありがたいのだ。

 

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春はもうちょっとお預け。

大雪に負けずに冬を楽しむぞ~♪♪